2017年12月29日
故人をきれいな状態で送ることができる
人が亡くなるときの事情は様々です。病院で病気治療をしていたがそのまま亡くなることがあります。自宅で療養の結果亡くなるとき、さらにはトラブルなどで急に亡くなることもあります。病気などで治療をしているときは、病院の施設などでお風呂に入ったりしています。
しかし、急に亡くなったときは、その時の状態によってはかなり汚れた状態になることもあります。又、死後に体からいろいろなものが出てきて汚れてしまうこともあります。亡くなった後は葬儀が行われますが、それまでの間に行うこととして湯灌があります。
遺体の体を洗い清め、脳幹前に行うとされています。男性であればひげなどを剃ることもあります。女性であれば死化粧を施すところまでを差すこともあります。誰が行うかですが、亡くなった人は簡単には動かすことができません。ですから素人が安易に行うのは良くありません。湯灌師と呼ばれる専門の職業の人がいるので、その人の指示の下で複数の人で行います。遺族としては自分でもきれいにしてあげたい、化粧をしてあげたいと考える人もいるでしょう。依頼をすれば、遺族も立ち会うことができ、清めたり化粧をするときに手を入れることができます。最近では、簡単に行うために清拭と呼ばれる方法を取ることもあります。こちらは体を拭くことで汚れを取る儀式になります。亡くなってから時間が経過すると腐敗が進むこともあるので、きれいにしてあげた方が良い状態を保ちやすくなります。